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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

だけども 問題なのは きょうの雨

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トランプ大統領の「利益相反」問題。

アメリカのメディアではこれまでにも

もう、うんざりするくらいたくさん出ている。

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つまり、多少のことではみんな驚かない。

ああ、またか、という感じ。

これだけ状況証拠が出ても

どれも決定打にならないだけに

反トランプ側のメディアの苛立ちは隠せない。

 

そこに新ネタがあらわれた。

 

6月12日付けで

ワシントンD.C.メリーランド州の司法長官が

トランプ大統領がオーナーで家族が経営するホテル等が

外国政府の利用により利益を得ているのは

「利益相反」であるとして、

メリーランド連邦地裁に提訴した。

 

内容としてはまったく新味はなく

サウジアラビアなど外国政府が

トランプ大統領のご機嫌をとるために

トランプホテルを贔屓にして利用しているとか、

パパから会社を預かっている息子たちに

事業の報告をさせたりして

事実上は大統領が経営に関与しているなど

今までもさんざん言われてきて

すでに民間からの提訴もされていること

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なのだが

今回はそれを「言ってる人」が

これまでとはちがう。

れっきとしたアメリカ合衆国の一州の司法長官。

 

なのに、アメリカのメディアでも

どうもいまひとつ盛り上がりに欠ける感じが否めないのは

 

だけども

問題なのは

きょうの雨

っていう人も多いからなのか。

さぁて、今回はどうなるか。

トランプ大統領はすでに

民主党の陰謀だ!」説をアピールしてるけど。

 

渡り歩けばなにかに当たる? 男も、そして、ホテルも。

f:id:chifumimurase:20170610184355j:plainお、木立のなかにプチホテルが ..... 

とも見えるが、さにあらず。

ここは横浜「海の見える丘公園」内にある

神奈川近代文学館。 

横浜も、こういうプチホテルがありそうでないところだ。

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宇野千代展 華麗なる女の物語」をみにきたのだが

ほとんどがシニアの女性客で、

彼女たちの関心はただひたすら

一点に絞られている。

それは、宇野千代さんの男遍歴。

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「このヒト、男性関係、すごかったんだってねぇ」

「男なしでは生きられないってタイプ。いるじゃない、そういうヒト」

「男を渡り歩いていたのよねぇ、いるでしょ、そういうヒト」

 

ハイ、います、います、ここにいます。

と心のなかでつぶやくわたし。

「男」を「ホテル」に入れ替えたらですけど。

 

宇野千代さんの代表作「色ざんげ」は

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画家の東郷青児から聞き出した話が元だそうで

そもそも東郷青児に会いに行ったのも

小説のネタの取材のためで

取材に行ったその日、

そのまま帰らぬ人(夫のいる自宅へ)になったらしい。

ちなみにこのとき捨てた夫とは、尾崎士郎

 

こうして、男から男へと渡り歩いた

結果は、

宇野千代さんの残した小説になっている。

 

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さて、 

「ホテル関係」がすごくて

「ホテルなしでは生きられないタイプ」で

「ホテルを渡り歩いて」いるわたしだが

犬も歩けば棒に当たっているように

なにかに当たってるだろうか?

 

 

 

 

 

 

なぜか甘いものが食べたくなる、休みの日の朝食

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パリのホテルの部屋で食べた

ショコラとパンオレザンの朝食。

なぜか休みの日の朝食は、

甘いものが食べたくなる。

不思議だ。

 

不思議なことは、世の中たくさんある。

先日みてきた「大エルミタージュ美術館展」で

わたしがものすごーく気になったこと。

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ルカス・グラーナハの《林檎の木の下の聖母子》で

木に実っている林檎も

幼いイエスが手に持っている林檎も

どれもみな

裏向きに描かれていること。

エスの林檎くらい

表向きでもいいのに。

裏向きの林檎って

何か意味があるのだろうか?

 

 

人間の心は「食べた時間」でできている。

 

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パリのプチホテルの時間が流れるエントランス。

ここは、青山の根津美術館の近くにある

秋山庄太郎写真芸術館。

写真家の秋山氏のアトリエ&住まいだったところだそうだ。

3フロアに分かれた館内をゆっくり見てまわりながら

なんとなく感じたのがパリの時間と匂い。

 

どうしてだろうと思っていたら、

秋山氏は40才の頃、一時、仕事を離れ、

パリに4ヶ月ほど滞在し

自由気ままに過ごし、晩年こう語ったそうだ。

「パリでの4か月が、今までの人生で一番楽しかった」

 

人間の体は食べたものでできているが、

人間の心は、

経験したこと、出会った人々との交わり、

訪れたところで吸った空気や匂い、

目にしたもの、耳にしたもので、触れたもの

言いかえると

「食べた時間」でできている。

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その日、帰途に寄ったのが

わたしが二十代、三十代の若き日々、

しばしば訪れた

表参道の交差点にある「青山アンデルセン」。

 

かつてこの界隈に住んでいたときは

週末の朝、ここの2階で交差点を見下ろしながら

焼きたてのパンとオムレツの朝食

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を食べるのが楽しみだったことは

以前、本ブログでも書いた。

  ↓

chifumimurase.hateblo.jp

そんなわたしの青春時代の思い出の店だったが

来月、7月末で閉店するそうだ。

東京オリンピックを見すえた再開発のため

ビルそのものが壊されてなくなる。

お店は消えてなくなるが、

ここでわたしが「食べた時間」は

わたしの心の中に

血となり肉となって生きている。

 

 

 

「どこでもホテル」の時代がやってきたら

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好きな場所で、好きな眺めをみながら過ごす。

眺めジャンキー系ホテルジャンキー族にとっては至福のとき。

しかし、ぴったりの好みの眺めを持つ

テルルームを手に入れるのはけっこう大変だ。

 

だったら、その眺めのいい場所に部屋を運んじゃえば?

と言う「どこでもホテル」プロジェクトが上の写真。

部屋を車に積んで移動し、

好みのポイントに着いたら

消防車のはしご車みたいに高さを調整する。

と、まあ、けっこう原始的だが

こんなことを考え、実験している人たちがいる。

*上の写真は The Hotel Rehearsal by Alex Schweder よりお借りしました。

 

モバイル・ホテル・ルーム「DROP Box」も

やはり「どこでもホテル」の発想に基づくものだ。

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*上の写真は in-tenta 社のサイトよりお借りしました。

 

さらに、ハイテクを応用すると

未来の「どこでもホテル」はこうなる ↓

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部屋にいて

「アマゾンのジャングルに行きたいなぁ」と思う。

すると、

部屋の壁がスクリーンに変わって

アマゾンのジャングルを映し出し、

鳥や動物たちの鳴き声が聞こえ、

木々の間を吹き抜ける風や

灼熱の暑さや湿度も体感でき、

鼻腔をくすぐるのは濃密なジャングルの匂いだ......。

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おなじように、

ライブ会場で音楽を聴きたいと思えば、

部屋にいながらにして

目でも耳でも鼻でも、さらには振動も体感でき

五感でライブ会場にいる気分を味わえる ......。

 

まあ、そういうので済んじゃう人もいるだろう。

が、しかし、野生派のわたしは済みそうもないな。

 

*上の2点の写真は Youtubeの「The Future of Hotels - Stuff from the Future #2」よりお借りしました。