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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

「ちょいの間」が好きで

こんにちは、村瀬千文です。

ブログを始めることにしました。

私が日々 出会ったホテルにまつわるヒト・モノ・コトを世界各地からお届けしたいと思います。

ホテル愛好家のみなさんのホテルライフに役立つこともあれば、ぜんぜん役立ちそうでないけれど、ちょっとおもしろそうなこと、目新しいことなど、私のセンサーにひっかかったことを、風の向くまま、気の向くままに書いていきたいと思います。

 

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メインストリートよりもサブストリート、横丁が好き。

まっすぐな道よりも曲がりくねった道が好き。

料理も主菜よりもつい付け添えのガルニに目が行く。

こんな私のへそまがり嗜好はホテルにおいても同じである。

王道のロビーやメインダイニングよりも、つい足が向くのは廊下の奥や階段の踊り場のちょっとしたスペースに作られたラウンジやライブラリーであったり、ドローイングルーム、プチサロンの類。

部屋でも同じで、どんな豪華なスイートルームであってもリビングルームやベッドルームより、その間にある「ちょいの間」的スペースで過ごす時間が長い。

バスルームもその手前のドレッシングルームが好き。

ところが私的統計でいえば、この「ちょいの間」が良いホテルは、良いホテル(私にとって)であることが多い。逆に言うと、「ちょいの間」が良くないホテルに良いホテルはない、と断言できる。

私がこれまで泊まったホテルのなかで印象に残る「ちょいの間」を思いつくままあげてみると、

 

・イタリア、ガルダ湖畔「ヴィラ・フェルトゥリネッリ」の「マグノリアルーム」のドレッシングルーム

・マレーシア、カメロンハイランドの「イー・オールド・スモークハウス」のスイートルームのドレッシングルーム

・オランダ、アムステルダムのホテル・アムステル・インターコンチネンタルのバーの曲がりくねったバーカウンターを目の前にした小窓横のすみっこのコーナー

 

鎌倉は、曲がり道、横道が多い街だ。

先日、長谷の横道をぶらぶら歩いていて、古民家を改装したお蕎麦屋さんをみつけた。

「あいにく外のテラス席しか空いてないんですが」

とすまなそうに言われたが、私が座りたかったのはテラス席。

このポジションから母屋の古民家を眺めるのがいい。

で、眺めていて気づいた。

「ちょいの間」的スペースがないのだ。

ガラス越しに眺める母屋にも、無駄なスペースは見られない(中に入ったわけではないので、もしあったらごめんなさい)。

テラス席の横にカフェなんかもあるのだが、こんなもの(勝手言ってます)より、

ぶらりと入ってなんにもないぼぉーっとした時間を過ごせるような「ちょいの間」があったら、

鎌倉的贅沢感はがぜん増すのに。惜しい。

鴨焼きやてんぷらもおいしい。後で聞いたら細切りのおそばが有名らしいが、そば通ではない私にはふつうにおいしい。

コースで4000円近くのお値段で、お酒の肴になるような前菜を出し、ワインも出してるのに、ナプキンが出ないのがちょっと不思議だった。