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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

【続々 ウォルドルフ・アストリア・ホテル】ようやく怒ったアメリカ人だけど、ちょっと遅いのでは…?

 

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「我々のグランドホテルをコンドミニアムにされてしまうのを防ぐための法律が必要だ!」

ウォールストリート・ジャーナル紙のコラムニスト、ラルフ・ガードナー Jr. が 7/4付けのコラムの冒頭で吠えている。

 

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(続)ウォルドルフ=アストリア・ホテルが… 

 

ウォルドルフ・アストリア・ホテルを、あの無様に成り果ててしまったプラザ・ホテルの二の舞にするのか! サヴォイがあるロンドン、リッツがあるパリができることが、なぜニューヨークにはできないのかっ!!!」

ようやく怒った、アメリカ人。ちょっと反応が遅いけど。でも、反応が遅いってことは、アメリカももう若くはないんだな、年取っちゃったってことかも…と思わせる。

”我々のグランドホテル” などと言ってるけど、ウォルドルフ・アストリア・ホテルのオーナーは中国企業安邦保険集団であって、あなたたちのものではな〜い、と中国サイドは言うだろう。

しかも、ホテルを中国企業に売ったのは、誰でもない、あなたたちアメリカの会社であるヒルトン・ホテルズ・コーポレーションである。

もっと言えば、ヒルトンの親会社はアメリカの会社で世界最大の投資ファンド運用会社と言われるブラックストーン・グループで、本社はウォルドルフ=アストリア・ホテルの目と鼻の先、パークアヴェニューのつい隣のブロックにある。

で、もっともっと言えば、このブラックストーン・グループという会社は、2007年の上場時に中国の政府系ファンドの中国投資有限責任公司が30億ドル相当の非議決権株式を取得したため、ブラックストーンが保有するアメリカの軍事・衛星技術関連の情報が中国政府に渡るのではないかと、かねてより懸念されていた…という会社。

というわけで、もっともっともっと言えば、もう遅いのでは? 今さら吠えても。

 

※上の写真はウォルドルフ・アストリア・ホテルのサイトからお借りしました。