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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

アマンのオーナー、ドローニン氏がいつのまにかまた…

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あれ? いつのまに…。

アマンリゾーツのオーナーのウラジミール・ドローニン氏。

その「本籍地」はモスクワに本社があるロシアの不動産会社であるキャピタル・グループである。アマン買収戦に乗り出した頃の同社のホームページは、新興企業らしく、かつロシアらしい、どことなく素朴さが感じられる(まあ、率直に言うと、ダサい)ものだったが、久しぶりに今日見てみたら、またがらっとデザインが変わっていた。

 

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新しいサイトは、ほらっ、こんなにウチはいろいろやってるんだゾ!感があふれている。電話番号には「7」がずらりと並んでるのも印象的。いま、まさにグングンと大股で険しいケモノ道を登っているにちがいないドローニン氏の心の底の祈りのようなものも感じられる。

ドローニン氏、自分の名前「Vladimir Doronin」をタイトルにした個人サイトも別に持っているが、

 

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このサイトはちょうどアマン争奪戦のさなかにある日突然、登場したもので、当時はドローニン氏サイドの宣伝機能を担っていた。

その流れもあってか、こちらはもう全面的に「アマンのオーナーは俺だ!」感に満ちてる。それは、もし元オーナーのゼッカ氏やゼッカと共同戦線を組んだもののあえなく争奪戦に敗れたアマナット氏らが目にしたとしたら、悔しさのあまり憤死するのではないかと思うほどのもの。

ロシアのことわざにこんなものがある。

多く持つ者は、もっと欲しくてたまらない。