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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

安倍首相がプーチン大統領と”サシで”話し合ったホテル

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APEC首脳会談のためペルーのリマを訪れている安倍首相とプーチン大統領との日露会談が11月19日に行われた…と聞き、さっそく映像をチェック。会談場所のホテルはすぐにわかった。

「スイソーテル・リマ」である。

部屋は会議場のひとつである「The NAZCA Meeting Room」↓

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会談の舞台となった部屋の名前の「NAZCA 」とは、地上絵で有名なナスカのことだが、遠く離れて俯瞰してみないとわからない地上絵のように、長い目でみないとわからない歴史の大河の流れのなかのひとつの点にすぎない会談。

1時間10分の会談のうち35分間はふたりのサシで話し合いが行われたとのことだが、さて、どんなやりとりが交わされたのだろうか?

ふたりともリマ滞在中はこちらのホテルに泊まっていたため、ここが会談場所に選ばれたもようだが、こんなホテルだ ↓

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ただ、このホテル、いわゆるVIP用の特別室である「プレジデンシャル・スイート」は1室しかない。

日本とロシアの両首脳を迎え、どのようなルームアサインメント(部屋割り)が行われたのか、ちょっと興味がある。

「プレジデンシャル・スイート」は240平米で広さはあるが、

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先日、安倍首相が会談したトランプ次期米国大統領のきらびやかな自邸に比べるとはるかに質素。

次のカテゴリーの「スイス・エグゼクティブ・スイート」はというと、こんな感じ ↓ で,はっきりいって段違いのグレイドの差。

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広さも90平米だから、おそらく何室かをコネクティングルームとしてつなぎ、家具も入れ替えて仕様を変えたのだろうな…でも、いったいどっちが「プレジデンシャル・スイート」の方に泊まったんだろうか…なーんて、わたしが心配することではないけれど、ついつい気になる。

ひと筋縄ではいかないプーチン大統領との”サシで”の話し合いはさぞかし疲れただろう安倍首相、東京にいるときはお疲れモードになると、お気に入りの「グランドハイアット東京」の「NAGOMIスパ」に行くが、こちらのスパも利用したのだろうか? 

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おつかれさまでした…。

 

 

*一番上の日露首脳会談写真は内閣広報室提供の写真をお借りしました。「スイス・ホテル・リマ」の写真は同ホテルのサイトよりお借りしました。