いまから10日前の1月27日未明、香港のホテルから中国の大富豪が連れ去られた。このニュースが報じられた際、「住んでいたホテルから」という部分に目をひかれた。
どこのホテルだろう?
そして、
ホテル側は監視カメラで《その時》をとらえたとき、どう行動したのだろうか?
現場となったホテルとは、
先日、本コラムで書いたスノーデン氏が泊まったホテル
↓ ↓ ↓
香港島の中環(セントラル)にある「フォーシーズンズ香港」である。
このフォーシーズンズ・ホテルズ、カナダに本社がある高級ホテルチェーンである。
もともとはユダヤ系カナダ人のイサドア・シャープが創業したホテルチェーンだが、
2007年にマイクロソフトの創業者のビル・ゲイツとサウジアラビアのアルワリード王子が38億ドルで買収した。
そこに、中国の公安当局は堂々と入り、大富豪氏がいつも周囲に置いていたというボディガードたちをも排除し、大富豪氏を連れ去った…らしいと推測されている。
なぜなら、あまりに突然の失踪で、いったい何が起きたのかは明らかにされていないから。
この大富豪氏、名前は肖健華氏。
2月1日付のファイナンシャル・タイムスの記事によると、推定60億ドルの資産を持ち、中国で32番目のお金持ちなんだそう。
だとすると、泊まっていた部屋はやっぱり「フォーシーズンズ香港」でいちばん高い「プレジデンシャル・スイート」だろうな…。
記事によると、ボディガードはみな女性たちで、彼女たちは”汗ふき”もたいせつなお仕事のひとつだったそうなので、このくらい広いバスルームも使いでがあったのでは(勝手な想像)。
翌日の旧正月を控え、良い気分で酒盛りでもして、こんな部屋でくつろいでいるところを襲われたのだろうか?(勝手な想像)
それにしても、
ホテルマンとしては絶対に自分のホテルでは起きて欲しくない事件だろう。
*写真はすべて「フォーシーズンズ香港」の正式サイトからお借りしました。