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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

トランプ大統領の娘婿と中国 安邦保険集団のミスター・ウーとの関係

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ふたりの娘婿がいる。

ひとりが、これまでにも本ブログでしばしば書いてきた中国・安邦保険集団のミスター・ウー、というよりも" 鄧小平の孫娘の夫"として世の中には知られている男。

 

chifumimurase.hateblo.jp

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そして、もうひとりが、トランプ大統領の娘イヴァンカ氏の夫で、大統領上級顧問をつとめるジャレド・クシュナー氏。

 

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このふたりの関係が「666 Fifth Avenue」(↑ いちばん上の写真) というマンハッタンの五番街にあるビルの売却について、「利益相反」で問題になっている。

というより、トランプ大統領の天敵・ニューヨークタイムズ紙が3月14日付けの記事で"問題"にしている。

つまり、クシュナー家が所有する「666 Fifth Avenue」を4億ドルで買おうとしている買い手が、安邦保険集団のミスター・ウーなのだ。

この「666 Fifth Avenue」というビル、2007年1月、ジャレド・クシュナー氏の誕生日に180万ドルで購入されたが、クシュナー家にとっては単なる所有物件のひとつではない。それまではニュージャージー州を基盤にして不動産業を営んできたクシュナー家にとっては、晴れて本丸のニューヨークはマンハッタンに進出を果たした記念碑的な物件である。

余談だが、この辺の微妙な感覚は、ニューヨーカーといっても、マンハッタンではなくクイーンズの出で、かねてから悔しい思いをしてきたトランプ大統領に通じるところがあるのかもしれない。 

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ニューヨークの5つの区
 ① マンハッタン
 ② ブルックリン
 ③ クイーンズ
 ④ ブロンクス
 ⑤ スタテンアイランド

* 上記図はウィキペディアよりお借りしました。

 

さて、本題にもどると、

中国に対しては強硬姿勢を見せていたトランプ大統領に、対中路線を変更させたのは、この娘婿のクシュナー氏の影響がおおきいと巷では言われている。

クシュナー氏の子供たちのベビーシッターは中国人女性で、長女が漢詩を暗唱する姿がインスタグラムに掲載されたり、先日の旧正月のときにはイヴァンカ氏が娘を連れて中国大使館の式典に行ったりなど、親中感ありあり。

アメリカと中国、この二国間の関係が今後どうなるか、いま世界が注視しているところだけに、売り手も買い手もどちらも政治がらみだけに、単なる不動産の売却問題ではすまされそうにないもよう。

そして、今回の取引には、中国のお国事情もからんでいるもよう。

中国は現在はげしい権力闘争の渦中にあり、つい先日も中国の富豪が香港のフォーシーズンズ・ホテルから突然連れ去られ、

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いま中国では、富豪たちが命を守るために必死の攻防中。

そんなわけで、ミスター・ウー側の思惑も実は別のところにあるのかもしれない。

ニューヨークタイムズ紙の記事はこう結ばれている。

《クシュナー家とビジネスをすることにより、ミスター・ウーは自分の身の安全を買おうとしているのかもしれない》

おお、こわっ。