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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

お金をかけずとも、お客が喜ぶちょっとしたこと

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先日、母とランチした銀座の「ダロワイヨ」。

「コレ、洒落てるね」

母が喜んだのは、ペーパーナプキンのセッティングの仕方。

コレ、別に放り投げていったのでもなんでもなく(しつこいようですが、84才の母はパレスホテル東京のラウンジでナプキンを放り投げていかれたのをしっかり記憶していて、たぶんこれからもずっと忘れないだろうと思われます)、あえて、このようにセットしている。

コレが日本離れした感覚で、なんか、いい感じ。

2160円(税込)のランチは、メインを選ぶと、前菜・3種類のパンの盛り合わせ・デザートのケーキとコーヒー・紅茶がつく。

パンはきちんと適切に(それぞれのパンがおいしいように)温められており、この日は母がパンを食べたいというのでここを選んだので、ご機嫌うるわし。

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 食べちゃってから、「あ、写真」と思い出した、食べかけで失礼しますのラザニア。 

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 デザートのイチゴのケーキとコーヒー。

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料理を出すときにもひとつひとつ丁寧に説明してくれ、ほどよい緊張感をもった、ホテルに劣らない(へたなホテルよりもずっといい)サービスだが、ホテルのようにサービス料はつかないのでコストパーフォーマンスはとてもいい。

最近、東京のホテルではあたりまえのように10数パーセント計上されてくるサービス料だが、 こんなサービスでサービス料は払いたくないと思うこともしばしば。

お金かけなくても、お客が喜ぶちょっとしたこともあれば、

お金払わされて喜ばないこともある。