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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

アマン東京 その「お客を選ばないホテル」の行く末を憂う

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日曜日の朝は、ホテルジャンキーズクラブの恒例の朝食会「ブレックファストミーティング」通称 "BFM" で大手町の「アマン東京」へ。

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「アマン東京」にはイタリアンレストランもあるが、こちらは店内に入ってしまうと、これといってアマンらしさは感じられない、ふつうのいまどきの高層ビルのレストランなので(とわたしは思う)、今回は「アマン東京」らしさがより感じられる(とわたしが個人的に思う)「ザ・ラウンジ by アマン」を選んだ。

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窓の外の眺めと吹き抜けのロビーの様子、両方の眺めが楽しめる席を用意していただき、気分よくスタート。

今回は「一休レストラン」の特別ランチプランなるものを試してみた。

「選べるサンドイッチセット 季節野菜のスープと飲み物(コーヒー、紅茶のみの選択。カプチーノなどは別料金)」が、税サ込みで3955円。

ポルチーニ茸が香る肉厚でジューシーな和牛チーズバーガー ビールとセットで(ソフトドリンクに変更可)」が税サ込みで5000円。

11:00からのプランで、1時間半の時間制限つきっていうのが、なんとなくアマン本来のポリシーとちがってるような気もするが、ともかく試してみなくては。 

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 最初に届いたスープ。テーブルがラウンジテーブルなため低いので、これをきちんとしたテーブルマナーで飲むのは絶対に無理。顔を近づけて低姿勢で飲むわけにもいかず、みなさん仕方なく、お皿ごと持ち上げて飲んでいたが、ずっと持ち続けていると左腕が筋肉痛に ..... 。

ここでスープを出すならば、カップスープにした方がいいのでは?

そして、届いたサンドウィッチとハンバーガー。サンドウィッチは4種類から選べ、付け添えはサラダかフレンチフライかを選ぶ。

わたしはステーキ(腹身)サンドウィッチを頼んだが、先に食べた方より、サンドウイッチとしてかぶりつくと、ステーキが噛み切れないとのこと。そこで、具のステーキを取り出し、ナイフで切って、これまたナイフで切ったパンと合わせて食べることに。とても食べにくい。

これを作った人、サービスする人は、実際に食べたことがあるのだろうか? 

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 ほかの方がたのんだクラブハウスサンドウイッチ。

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スモークサーモン・サンドウイッチ。

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 そして、

紅茶をたのんだメンバーの方より「紅茶、冷めてます ..... 」。

「コーヒーも味は悪くはないのだけれど、ちょっとぬるいんですよね」の声。

セットに含まれていないコーヒーを追加でたのんだ方は、あとから届いた請求書のコーヒー代1600円にはちょっと納得がいかないようすだった。

ホテルで出すコーヒーは、絶対に、熱くあってもらいたい。

さて、食後は、館内見学、ホテルジャンキー用語で「ホテルピクニック」。 

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館内をホテルの方に解説していただきながら見てまわり、ホテルジャンキーのみなさんはごきげん。

こうしてBFMの会は、みなさんと心ゆくまでホテルの話ができて、いつもながらとても楽しかった。

 

が、しかし。

久しぶりにアマン東京を訪れたわたしの心はちょっと重い。

この日、食事しながらロビーのようすを見ていたのだが、その客層が以前とあまりに、あまりに(繰り返します)激変しているのに驚いた。

館内はロビーラウンジからバーからライブラリー、シガールームにいたるまでほぼ満席なのだが、その多くがアフタヌーンティーセット5537円(税サ込み)の一休プランを利用しているもよう(「一休で予約した◯△ですが ... 」という声が何度も聞こえてきた)。

そもそもアマンが「一休」で安売り(とあえて言わせていただく)プランを出しているということにも心底驚いたが。

なぜなら、これすなわちホテル側が「一休」に委ねてしまうことであり、自分たちのポリシーでお客を選べない、もっと言うと、お客を選ぶことをホテル側が放棄したことになるから。

その結果は、

アマン東京がオープン時に想定していたであろう客層がくずれ去り、この場につくりだそうとしていた空間と時間、アンビアンスがまったく消えてしまっていた。

「想定外」とおもわれるお客を案内するスタッフの顔がひきつったり、思わず不快感を隠せないような表情になっているのを見るのも、正直、つらかった。

これでは、「アマンのスタッフ」としてプライドを持ち、教育を受けてきたスタッフの方々もかわいそうだ。

 

BFMの後は、大手町のカフェで7月に開催する「@香港の会」の打ち合わせと、新サイトのブログページに参加してくださるメンバーの方との打ち合わせ。 

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ここのカフェのスタッフの方がよっぽどいきいきと楽しそうだった。