早朝、江ノ電の車窓から眺めた海が
あんまりにもきれいだったから。
こんなきれいな海の日は
そうだ 佐島 行こう!
急きょ、その日の予定を変更し佐島に行くことに決めた。
佐島には一度チャレンジしたのだが
雨に打たれ、あえなく撤退した経験がある。
そして、ふと思い出した。
以前に長井港に行ったとき、
対岸に見えた白い建物(下の写真の左端)。
あれはもしかしてホテルでは・・・?
さっそく調べて見ると、
ホテル・レストラン・ハーバーとある。
そういえば、、、
稲村ガ崎の板さんが奥さんと二人でやっている美味しい料理屋さんに行ったとき、
板さんが「ウチの仕入れは佐島ですよ。魚の種類が多いから」と言ってたっけ。
さぞかしにぎやかであろう朝の漁港のようすも見てみたいな。
「だったら、佐島に泊まればぁ?
ホテルもあるしぃ」
ホテルの神様が耳元でささやいている。
いちおうわたしにもちょっとだけは存在はしている理性が
「まあ、ホテルに行ってみてだな、もしすごく良さそうであればってことで」
と独りごちながらも、なぜかリュックに着替えを詰めたりして
ともかく、佐島へ向かって出発!
逗子から佐島マリーナへ行くバスは、1時間に1本以下しかない。
終点まで一緒に来た唯一の乗客のお婆さんが運転手さんに尋ねている。
「何分後に出るの?」
「38分後だよ」
「あっららぁ、それまで何してよかしらねぇ」
「暑いからバスん中で待ってたら?」
「そうだねぇ、そうさせてもらおうかね」
どうやらこのお婆さん、行ったり来たりしてるらしい。
佐島、ここはそんなのどかなところである。
昼時の漁港は静かだ。
時間が止まったようなこの感じ、
イタリアのサンタ・マルゲリータ・リーグレから
ポルトフィーノあたりの感じと似ている。
プライベート・マリーナなんかもあったりする。
海沿いの家は、庭先から海に船を出すことができるようだ。
この家なんか、ロケーション的にいって
ホテルにしたらいいのになぁ。
さあて、佐島リターンマッチの旅、はじまり、はじまり!
続きます。