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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

勝手に湘南巡り「佐島マリーナ」リターンマッチ編 (3)

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 夜明けの佐島港。

錨をあげてもやいを解き、漁に出ていく船。

その間を大型船に人や物を運ぶ小舟が忙しく行き交う。

港がもっとも活気づく時だ。

 

朝陽の明るさに誘われて目が覚め

「佐島マリーナ&ホテル」の角部屋のバルコニーに出ると

息をのむような黄金の時が広がっていた。

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眼下のマリーナでは出航するクルーザーが軽いエンジン音を立てている。

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予断を持ってはいけない

どんなところも

実際に行ってみなければわからない。

「百聞は一見にしかず」

わかっているつもりだったが、

これほどまでとは。

泊まってみないとわからない、佐島の夜明けの時間だった。

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夜明けに漁に出た船が戻ってくるまで

港にはしばらくまた静かな時間が流れる。

鎌倉はもとより東京の店からも買い出しにくるという

魚屋が店を開け始めるのは8時か9時頃。

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さて、「予断を持ってはいけない」は朝食の時にも続いた。

昨夜は企業研修の団体さんが宿泊中で

ダイニングルームではマイクを使っての賑やかな宴会のため

ブイヤベースには惹かれたもののディナーは断念。

が、団体さんの朝食は別室のようなので、ここで食べてみることにした。

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いかにも「今や昔のさびれ系」。

ほかにお客は誰もいない。

テーブルの上のシルバーのペッパー&ソルト入れも

かつては良いものだったに違いないが曇って輝きを失っている。

 

朝食付きプランではなかったため、

予期せぬ朝食客の到来に動揺したスタッフたちが集まって相談。

ほんとうはビュッフェ台に料理がずらりと並ぶらしいが

「召し上がりたいものをおっしゃっていただければなんでも持って来ます。

あ、あの、お代わりも自由ですので何なりとおっしゃってください」

まず頼んだオレンジジュースはフレッシュではないが

「あのぉ、ミルクも美味しいので持って来ましたのでよろしかったらどうぞ」

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次々と運ばれてくる料理の数々。

盛りつけなど見かけはいまいち。

ところが、

なんの期待もしないで一口食べてみてびっくり。

うわっ、美味しい!

鎌倉界隈のレストランでも”鎌倉野菜”というのはうんざりするくらい食べているが

ここの野菜の鮮度、イキ、味が、ぜんぜんちがう。

生きているのだ。

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晴れ晴れとした空、穏やかな紺碧の海を眺めながら

温かなサービスで、滋味あふれる美味しい朝食を食べる。

身も心も解き放たれるような

まさに

リゾートの時間がここにはあった。