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ホテルジャンキー村瀬千文とホテルにまつわるヒト・モノ・コト

映画「クレイージー・リッチ」とその舞台になったホテルたち

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(C)Warner Bros.

ただいま公開中の映画「クレイジー・リッチ」。

恋した男が、実はシンガポールきっての名門財閥の御曹司。

愛をとるか、家族をとるか、それが問題だ・・・というお話。

ヒロインのレイチェルは、中国系アメリカ人の移民二世。専門は経済学のゲーム理論でNYU(ニューヨーク大学)では最も若い教授、ミレニアル世代の生徒を相手にしても負けない気が強いニューヨーカー。

シングルマザーの母親に育てられたが、この母親も強いチャイニーズマザー。英語も話せず単身アメリカにやってきて、ウェイトレスをしながら学び、今や地元ではナンバーワンの不動産ブローカーとなっている。

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(C)Warner Bros.

一方、恋人のニックは甘い顔立ちのイケメン。彼もNYUの教授らしいが、レイチェルが注文したケーキを横取りして食べたり、ジュースショップのポイントをせっせと貯めたりするので「もしかして貧しい家の出で、家族に仕送りしているのかもね」とレイチェル母娘には思われていた。

ある日、レイチェルはニックに家族に紹介したいからシンガポールに行こうと誘われ、JFK空港でタクシーを降りたときから、ニックが住む世界へと場面は一気に展開。

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シンガポール航空のファーストクラス、それもプライベート・スイートに。

さて、ここからは映画の舞台になったホテルについて。

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冒頭シーン「1995年 ロンドン」で登場するホテルは、実はマレーシアのペナン島にある「E&O イースタン&オリエンタル・ホテル」。

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幼いニックが靴で泥をつけた大理石のロビーはこちら ↑

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ニックのファミリーのリッチぶりを象徴するシーンで、いとこのアストリッドが120万ドルのイヤリングを即買いしたのは、「セントレジス・クアラルンプール」の「アスター・バー」。

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シンガポールでニックとレイチェルが滞在したのは「ラッフルズ」。

最近は「カペラ・シンガポール」や「マリーナベイサンズ」に押されて存在感が薄いが、シンガポールきっての老舗ホテルであり、ニックらしいホテル選びのセンスだ。

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ファミリーのグレイトマザー、ニックの祖母が住んでいる豪邸は、ホテルジャンキーたちにはなじみが深いクアラルンプールの元高級ホテル「カルコサ・スリネガラ」。

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レイチェルがニックの母親に詰め寄られ「あなたには無理よ」と挑発された階段 ↑

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ニックの母親エレノアを演じたのは、「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」元ボンドガールで「宋家の三姉妹」では長女の宋靄齢役を演じたミシェール・ヨー。

うーん、ど迫力だった。

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ニックが狂乱のバチェラーパーティーを親友とふたりで抜け出し、プライベート飛行機で避難した先はマレーシアの東海岸のリゾートアイランド、ラワ島。 

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花嫁サイドのバチェラーパーティーのシーンの舞台になったのは、ランカウイ島の「フォーシーズンズ・ランカウイ」。

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ラストシーンで二人の婚約パーティーが開かれたのは「マリーナ・ベイ・サンズ」のルーフトップ。

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スーパーリッチのはるか上をいくクレイジーリッチの世界が楽しめます。

 

*「E&O イースタン&オリエンタル・ホテル」「セントレジス・クアラルンプール」「ラッフルズシンガポール」「カルコサ・スリネガラ」「フォーシーズンズ・ランカウイ」「マリーナ・ベイ・サンズ」の写真は各ホテルの公式サイトよりお借りしました。