今回の新型コロナウィルス、世界の王室でも英王室のチャールズ皇太子をはじめ感染者がけっこう出ていたが、国王みずから自国を離れ "自主隔離" を決めこんでいるのはタイ王室。
ドイツのタブロイド紙「ビルト (Bild-Zeitung) 」によると、3月末頃からタイ国王・ラーマ10世が滞在しているのは
ドイツ・アルプスのガルミッシュ・パルテンキルヒェンにある老舗ホテル「グランドホテル・ゾンネンビッヒル」客室数99室。
タイ国王 御一行様は、ホテルを1棟貸切りでご滞在。
記事によると、数百人の側近を連れてのご滞在とのことだが、愛人20人もご同行(妻は同行せず)。こういうのって、部屋割り担当、たいへんだったでしょうね。
何故に、ドイツで "自主隔離" ?
と思って調べてみると、もともとこの国王殿、皇太子時代から1年のほとんどをタイ王室が所有しているミュンヘンの別宅で暮らしているのだそう。王室の行事にもほとんど参加せず、たまーに公務で帰国してもドイツにトンボ帰りするような生活をしているらしい。
(1966年撮影の前王一家の写真。右に立っている少年が現国王・ラーマ10世)
実はタイ王室といえば、世界で最もお金持ちのロイヤルファミリーとして有名。
推定資産は300億ドル(約3兆3000億円)でエリザベス女王の資産の約80倍に相当するそう。ちなみに、2位はブルネイ王室、3位はサウジアラビア王室だが、オイルマネーをも凌駕する資産は王室が所有する土地や寺院、不動産投資によるものとのこと。
で、今回は感染からの"自主隔離" だったはずなのだが、国王側近のスタッフのうち119名が新型コロナ感染の疑いのためタイに送還されたのだそう。
ホテルの中では「三密」な日々だったのだろうか。